スタイリストアシスタントはどんな仕事をする?

プロのスタイリストのもとで勉強しながら仕事を続けるアシスタント。その仕事内容についてまとめました。

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スタイリストアシスタントのお仕事は時間に追われて大変

一流のスタイリストになるために、まずアシスタントとして実績を積む必要があります。
プロの下でしっかりとノウハウを学び、スタイリストになるための実力を積んで、プロの仲間入りを果たすのです。
人によりますが、大体2~3年ほどでプロになれると考えてもいいでしょう。

そのアシスタントの主な仕事ですが、一言で言えば雑用です。
プロの下で雑務をこなし、プロの仕事を補佐するのがアシスタントの仕事なのです。アシスタントの段階では、
スタイリングやコーディネートの仕事に直接関われません。

雑務をこなしつつ、プロの仕事を直に見ていくことで、経験を積んでいくのがアシスタントなのです。
では、その詳しい雑務の内容について紹介します。

欠かせない業務「リース」

スタイリストの仕事に欠かせないのが、「リース」という作業。
スタイリストはコーディネートするモデルや俳優に見合った衣装を提供する必要がありますので、いろんなお店の衣装を探さなければいけません。
その際、いろんなお店に足を運び、衣装を一時的にレンタルします。この作業をリースといいます。

リースは主にアシスタントが行い、スタイリストの指示の下、
いろんなお店に足を運んで指定された衣装をレンタルします。もちろん1軒のみではなく、何軒、何十軒とお店を回ることもあります。

そして何よりも大切なのが、借りた衣装をしっかりと管理すること。
何処のお店で借りたのかをきちんとリストでまとめ、皺や汚れが一切つかないように徹底して保管しなければいけません。
万が一汚してしまった場合は、自腹で買い取る必要もあります。

当然、使い終わったら借りたお店に返却しに行くのもアシスタントの仕事です。
あちこちを回らないといけないのえ、体力を使いますし、大量の服を抱えるので力も必要になります。

服を汚してしまったり、返却が遅れてしまったり、間違った衣装を返してしまうなどしてしまうと、
信用問題に関わってしまいますので、決して気が抜けない作業です。

スタイリストの補佐業務

アシスタントは撮影現場で常にスタイリストの補佐を行います。
スタイリストの荷物の管理もしっかり行い、コーディネートの際に必要な物がすぐに取り出せるようにしなければいけません。
衣装やメイク道具などの荷物を長時間持ち運ぶことも仕事ですし、
スタイリストやモデルのために食べ物や飲み物の手配をするのも仕事になります。

このような雑務がメインになりますので、コーディネートに直接参加することは少ないです。
基本的にスタイリストがスタイリングを行いますので、アシスタントはその仕事が円滑に進むようにサポートします。

雑務の連続になりますので、想像以上にきついこともあります。体力も使いますし、
長時間拘束されっぱなしな日々が続くこともあります。
ですが、与えられた仕事を丹念にこなしていけば、スタイリストにその努力が認められますし、
一緒に仕事をする人やモデルの人達に名前や顔を覚えられることもあるでしょう。
この経験と人脈は、今後プロとして活躍する時に必ず生かされます。

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